ボトックスとは、皮膚のシワを改善する治療として有効な方法のひとつですが、エラの突出を目立たなくする効果などシワ治療以外にもさまざまな効果があります。
ボトックスは1970年代から眼科や神経内科で顔面チックや斜視、多汗症など、筋肉の活動亢進から起こる多くの疾患に用いられてきました。美容治療に応用され始めたのは1980年代後半から、そして2002年に眉間のしわ治療薬として米FDAから認可を受けた治療法です。
ボトックスは眼瞼けいれんの治療や、多汗症の治療、脳性麻痺の歩行障害の治療にも用いられている安全性の高い治療法です。
ボトックスの製造法は、ボツリヌス菌A毒素を製剤化して作られています。ボツリヌス菌自体は危険な食中毒を引き起こす原因となる菌なのですが、特にボツリヌストキシンという毒素で呼吸筋に影響を及ぼし、致死的な力を持った強い菌ではあります。強力な菌ですが、ボツリヌス治療に用いられるものは毒性はありません。
